むし歯はここ20年来、確実に減ってきています。しかし最近、子どもの歯は、管理の良いグループと悪いグループで大きく差が開いている、いわゆる二極化してきている印象があります。今までむし歯になりにくいといわれる下の前歯がむし歯になっている子もみられます。
その原因の一つとして言われているのは「イオン飲料」です。
水分をしっかりと補給するためにはとても効率がよく、汗をかいたときやお風呂上り、風邪で発熱した時など手軽に効率よく水分補給ができます。そのため、他のジュース類と比べてなんとなく体にいいようなイメージも持たれているようです。
また、味がとてもおいしいため、味を覚えてしまった子どもは、水やお茶よりもイオン飲料をほしがることが多くなります。
ただ、イオン飲料は含まれる砂糖の量がかなり多く(ジュースとほとんど変わらない)、飲料自体の酸性度が高いため、飲みすぎると虫歯のリスクが急激に上がってしまう飲み物なのです。
運動でたくさん汗をかいたときは普通の水かお茶を飲むようにしましょう。イオン飲料を水がわりに飲ませないようにしましょう。発熱や下痢、嘔吐があって少し脱水の可能性があるときには飲ませてもいいですが、よくなったら必ずやめましょう。
ドレミ歯科 スタッフU
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