正しい歯みがきの普及を目指して医療法人恵生会が開設しました。
医療制度が整い、健康に関する情報が豊富で意識も高い日本ですが、実際は80歳前後の高齢者の残存歯数を世界と比較すると決して多くなく、歯の寿命は長くなった平均寿命に追い付いていないのが現状です。
歯科医療従事者なら誰もが認める予防歯科先進国の1つであるスウェーデンをみると、成人の歯周病罹患率は日本の80%に対して、わずか20%と低く、80歳前後の残存歯数においては日本の9本に対して、スウェーデンは25本と高くなっています。
歯は全身の健康の原点とも言われるように、歯周病は単なる病気でなく、心臓病・肺炎・低体重児出産・糖尿病・認知症・誤えん性肺炎などの病気とも関連があると最近の研究結果として報告されており、高齢化社会を迎える日本において、次なる目標である健康寿命の延伸には歯周病対策は急務です。
歯周病は歯が脱落するだけではなく、全身の健康をも脅かすことが最近の研究で分かってきました。歯周病菌は腫れた歯茎から簡単に血管内に侵入し、全身に回ります。多くの日本人が歯周病になり、正しい口腔ケアの普及が急務だと考えました。
世界でオーラルケアが進んだ国はヨーロッパです。特にスウェーデンは世界一とも言われており、家庭での歯磨き習慣には「2×4の法則」があります。
スウェーデン人の8割が使っているTePe(テペ)とスイスの CURAPROX(クラプロックス)が、ヨーロッパの2大オーラルケアメーカーです。 クラプロックスは、1972 年にスイスで生まれ、今では世界75カ 国で愛されているオーラルケアブランドです。 家庭でのセルフケアを大切にしたい人のために、とびきりカラフ ルで高品質・高機能のブラシでやさしく、たのしく、しっかりみ がける歯ブラシです。一方アメリカ歯科医師会でも1日2回2分間を推奨しています。
電動歯ブラシの普及率は世界では、スウェーデン、オランダ、ドイツでは60%、イギリス、フランス、アメリカで40%に対して、日本は20%以下です。 世界基準の歯みがき、、、一日2回2分間みがきに対応出来る手っ取り早い方法は電動ブラシに変える事だと考えます。 主要な電動歯ブラシはタイマーで2分みがき設定になっています。 日本には、歯科医院ルートと、量販店ルートで販売されている商品群がありますが、保証のしっかりした商品を選びべきです。 手用歯ブラシに比べて、金額は張りますが、お口の健康、強いては全身の健康に繋がる用品ですから価格のみでの選択はしない方が良いです。
成人のオーラルケアについては、日本人の歯みがき実態に即した対策として、歯みがきミュージアム、予防先進国ヨーロッパの歯みがき紹介、gugu歯ブラシ開発など講じてきました。
しかし、予防習慣の主役は子ども時代です。
ヨーロッパと日本の違いは、オーラルケアに対する意識の高さです。
福祉に早くから重点を置いているヨーロッパでは、子どもの歯みがきを徹底しています。
国もフッ素、キシリトール、学校での歯みがき指導など積極的に参加しています。
習慣は、大人になってから変える事は難しく、例えば今まで2分間の歯みがきを10分間に伸ばす事は現実的ではありません。
だから、子どもの時から正しくて、現実的な歯みがき習慣を身に付けさせたいのです。
歯ブラシから日本人のオーラルケアを向上させたい!との思いから生まれたのが「ペンタゴン歯ブラシ©「gugu」」です。日本人の歯ブラシの習慣を独自に調査し、にぎり・みがき時間・みがき方それぞれの視点から最適な形を生み出しました。