現在、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大していますね。
皆さん、手洗い・うがい等で気をつけていきましょう。
肺炎といえば、高齢者の誤嚥性肺炎(ごいんせいはいえん)があります。
高齢者、衰弱している方や寝たきり状態の人が、うまく飲み込めず食べ物や逆流した胃液等が誤って気管に入りこむことがあるんですね。
健康な方ですと咳き込み等で上手く防ぐことが出来ますが、高齢者の方などは誤嚥した食べ物と一緒に細菌も入りこんでしまいます。
菌を排除する白血球に力がないと、気管支や肺で細菌が増殖し感染して肺炎を起こしてしまうんです。
高齢者の肺炎の7割以上は誤嚥性肺炎といったデータもあり、大きな死亡原因となっています。
まずは口腔ケアです。口の中を清潔に保つことによって細菌を減らしていきます。
食事の体位に気をつけて、よく噛んでゆっくり食べましょう。
お口の体操として、パタカラの発声があります。これはパ・タ・カ・ラと大きくはっきりと数回やってみましょう。
舌の運動として、上下に出す・左右に出す・唇の裏を回す・舌打ちをする、これも数回します。
また唾液腺マッサージも有効です。
自分のお口で食事が楽しめるように、口腔ケアはもちろんきちんと合った義歯を入れ、よく噛んで美味しく食べたいものです。
そして、長く健康を保ちたいものですね。
あさひ歯科 スタッフG