新型コロナウイルスの感染拡大が続き、マスクを外せない毎日が続きます。人は本来、鼻で呼吸しますが、マスクを着けることでの息苦しさから、「口呼吸」になりやすいと言われています。
①肺にウイルス・細菌が侵入しやすい
②唾液が減少し、細菌が増殖する
唾液には健康を保つ大切な働きがあり、1日あたり約1~1.5リットルが分泌されます。
口呼吸での乾燥により量が減ると、口腔内の細菌が増加し、細菌や汚れを洗い流す作用も低下し、口腔に以下のような影響が出ます。
・むし歯になりやすい
・歯周炎になりやすい
・口臭が強くなる など
マスクで鼻を覆われると、息苦しさから口呼吸になりやすいですが、鼻での呼吸を意識して、口腔のトラブルを防ぎましょう。
唾液の分泌を促すために口腔の乾燥を防ぐには、唾液を分泌する耳下腺、顎下腺、舌下腺を刺激するマッサージが効果的です。
出典:一般財団法人日本口腔保健協会冊子「フレイル予防で健口長寿」より
食事をよく噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促されます。
1.食事の時間はゆっくり30分
2.噛み応えのある食材を
3.ひと口ごとに箸を置く
4.食べ物を流し込まない
5.食材は大きめに切る
6.味付けは薄味に
7.触感の違う複数の素材を組み合わせる
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